理科【基本】月

問1 月のようす

□に当てはまる言葉または数を答えなさい。

(1)月の直径は約 \(\boxed{ア}\) km で、地球の約 \(\boxed{イ}\) 分の1です。

答え(1)
ア:3500 イ:4
解説(1)
地球の直径:約13000km

(2)月には \(\boxed{ア}\) がないため、昼と夜の温度差は \(\boxed{イ}\) ℃以上もあります。表面には隕石いんせき衝突しょうとつによってできた \(\boxed{ウ}\) と呼ばれるくぼみの部分や、\(\boxed{エ}\) と呼ばれる平らな部分があります。

答え(2)
ア:大気(空気) イ:100 ウ:クレーター エ:海
解説(2)
【月】

問2 月の動き

□に当てはまる言葉または数を答えなさい。

(1)月は地球のまわりを約27.3日で1回 \(\boxed{ア}\) する \(\boxed{イ}\) です。地球から月までの距離は約 \(\boxed{ウ}\) 万 km です。月は自ら光を出さずに \(\boxed{エ}\) の光を反射しています。月が地球のまわりを \(\boxed{ア}\) することで、\(\boxed{エ}\)・月・地球の位置関係が変化し、月の \(\boxed{オ}\) が起こります。

答え(1)
ア:公転 イ:衛星えいせい ウ:38 エ:太陽 オ:満ち欠け
解説(1)

(2)地球から月の裏側を見ることはできません。その理由は、自転と公転の \(\boxed{ }\) が等しいからです。

答え(2)
周期

(3)図は月の満ち欠けを表しています。月が A の位置にあるときを \(\boxed{ア}\)、月が C の位置にあるときを \(\boxed{イ}\)、月が E の位置にあるときを \(\boxed{ウ}\)、月が G の位置にあるときを \(\boxed{エ}\) といいます。

答え(3)
ア:新月 イ:上弦じょうげんの月 ウ:満月 エ:下弦かげんの月

(4)月の満ち欠けの周期(新月から次の新月までの日数)は \(\boxed{ア}\) 日です。新月から数えてその月が見えるまでの日数を \(\boxed{イ}\) といいます。

答え(4)
ア:29.5 イ:月齢げつれい(月令)
解説(3)(4)
【月の満ち欠け】


新月:月齢0日(「さく」という)。光って見える部分がない。
三日月:月齢3日ごろ。
上弦の月:月齢7日ごろ。右半分が光って見える。
満月:月齢14日ごろ。全体が光って見える。
下弦の月:月齢22日ごろ。左半分が光って見える。

(5)月は \(\boxed{ア}\) から出て、\(\boxed{イ}\) の空を通り、\(\boxed{ウ}\) へ沈みます。月の出から南中まで、月の南中から月の入りまでの時間は、およそ \(\boxed{エ}\) 時間です。

(ア~ウには方角が入ります)

答え(5)
ア:東 イ:南 ウ:西 エ:6

(6)新月 → 上弦の月 → 満月 → 下弦の月と変化していくごとに、月の南中時刻は変化していきます。新月は \(\boxed{ア}\) 時、上弦の月は \(\boxed{イ}\) 時、満月は \(\boxed{ウ}\) 時、下弦の月は \(\boxed{エ}\) 時に南中します。

答え(6)
ア:12 イ:18 ウ:0 エ:6
解説(6)
【月の出、南中、入り時刻の変化】
新月 → 上弦の月 → 満月 → 下弦の月の順に6時間ずつ遅くなる
月の出南中月の入り
新月6時12時18時
上弦の月12時18時0時
満月18時0時6時
下弦の月0時6時12時
太陽6時
(日の出)
12時18時
(日の入り)

※新月は太陽と同じ方角にある

(7)同じ時刻で比べると、月の位置は1日で約 \(\boxed{ア}\) 度 \(\boxed{イ}\) にずれます。

( \(\boxed{イ}\) には方角が入ります)

答え(7)
ア:12 イ:東
解説(7)
【月の1日あたりの動き】
① 満ち欠けの周期から計算
・角度:360° / 29.5日 ≒ 12.2° ≒ 約12°東へ動く
・時間:24時間 / 29.5日 ≒ 48.8分 ≒ 約50分遅れる

※地球が1回自転するあいだに月は約12°公転する。月の公転の向きは西から東で、地球の自転と同じなので東に動く。地球から月を見る方角は南なので、南から左に動いているので東に動いていることになります。
地球がその分自転するのに約50分かかる。

② 公転周期から計算
・月の公転:360° / 27.3日 ≒ 約13°東へ動く
・地球の公転:360° / 365日 ≒ 約1°西へ動く
⇒ 1日あたりの見せかけの動きは、約12°東へ動く。
地球の自転(西から東):24時間 / 360° = 1440分 / 360° = 4分
⇒ 月の1日あたりの時間のずれは、約50分遅れる。

(8)月の公転周期と満ち欠けの周期がちがうのは、地球が \(\boxed{ }\) しているからです。

答え(8)
公転
解説(8)
月の公転の周期:27.3日
月の満ち欠けの周期:29.5日

月が27.3日かけて360°公転しても、その間に地球が27.3°公転している。月の1日あたりのずれは12.2°なので、
27.3 ÷ 12.2 ≒ 2.23 ≒ 約2.2日
よって、月が同じ形になるにはさらに2.2日必要となる。

(9)1年間に見られる満月の数は、年によって \(\boxed{ア}\) 回か \(\boxed{イ}\) 回になります。

答え(9)
ア:12 イ:13
(順不同)
解説(9)
365 ÷ 29.5 = 12回 あまり 11日
よって、1月11日までに満月がある年は13回になり、ない年は12回になる。

(10)南半球で見る月の形は、北半球で見る月の形と \(\boxed{ }\) が反対になります。 \(\boxed{選択肢}\) :上下・左右・上下左右

答え(10)
上下左右

(11)月から見た地球の位置はほぼ同じ位置にあり動きませんが、月と同じ周期で満ち欠けしています。図1は地球から見た月の満ち欠けを表しています。このとき、月から見た地球の正しい満ち欠けを表しているのは \(\boxed{( A、B から選択)}\) です。

【図1】


【月から見た地球の満ち欠け】

A1234
5678
B1234
5678
答え(11)
B
解説(11)
地球から見た月と、月から見た地球の満ち欠けは「逆」になる

問3 月といろいろな現象

□に当てはまる言葉を答えなさい。

(1)日食にっしょく月食げっしょく

① 日食とは、太陽が \(\boxed{ア}\) にかくされて見えなくなることです。日食のとき、太陽は \(\boxed{イ}\) のほうから欠けていきます。これは \(\boxed{ア}\) が \(\boxed{ウ}\) から \(\boxed{エ}\) に公転しているからです。

( \(\boxed{イ}\)、\(\boxed{ウ}\)、\(\boxed{エ}\) には方角が入ります)

答え(1)- ①
ア:新月 イ:西 ウ:西 エ:東
解説(1)- ①
【日食のときの太陽・月・地球の位置関係】

② 太陽が完全に月にかくれてしまうことを \(\boxed{ア}\) 日食といいます。太陽が輪のように見えることを \(\boxed{イ}\) 日食といいます。

答え(1)- ②
ア:皆既かいき イ:金環きんかん
解説(1)- ②
太陽と月の見かけの大きさはほぼ同じであるが、地球と月の距離によって、月のほうが大きく見えたり小さく見えたりする。
※地球と月の距離が変化するのは月の公転軌道がだ円のため
【皆既日食】
地球と月の距離が近い = 月のほうが太陽より大きく見える
⇒ 太陽は完全に月に隠される。このとき、太陽のまわりにはコロナやプロミネンスが現れる。
【金環日食】
地球と月の距離が遠い = 月のほうが太陽より小さく見える
⇒ 太陽が輪のように見える(金環日食)。


※皆既日食や金環日食が見られるのは地球上の極限られた地域だけで、その周辺では部分日食を見ることができる。

③ 月食とは、\(\boxed{ア}\) が地球の影と重なって暗くなることです。月食のとき、\(\boxed{ア}\) は \(\boxed{イ}\) の方から欠けていきます。これは \(\boxed{ア}\) が地球の影の中を \(\boxed{ウ}\) から \(\boxed{エ}\) に公転していくからです。

( \(\boxed{イ}\)、\(\boxed{ウ}\)、\(\boxed{エ}\) には方角が入ります)

答え(1)- ③
ア:満月 イ:東 ウ:西 エ:東
解説(1)- ③
【月食のときの太陽・地球・月の位置関係】

④ \(\boxed{ア}\) 月食は、月が地球の本影ほんえいの中に入ると起こります。地球の \(\boxed{イ}\) で屈折した(散乱さんらん)光だけが当たるので赤っぽく見えます。

答え(1)- ④
ア:皆既 イ:大気
解説(1)- ④
【月食と本影・半影】


【皆既月食】

(2)潮の満ち引き

① 海面が最も高くなった状態を \(\boxed{ア}\) といい、最も低くなった状態を \(\boxed{イ}\) といいます。

答え(2)- ①
ア:満潮まんちょう イ:干潮かんちょう
解説(2)- ①
太陽や月の引力で海水がかたより、その中を地球が自転することで潮位ちょういが変化する。
(動いているのは水ではなく地面)
【満月のとき】

② 干満の差が大きいときを \(\boxed{ア}\) といいます。このときの月の形は \(\boxed{イ}\) と \(\boxed{ウ}\) です。

干満の差が小さいときを \(\boxed{エ}\) といいます。このときの月の形は \(\boxed{オ}\) と \(\boxed{カ}\) です。

答え(2)- ②
ア:大潮おおしお イ:満月 ウ:新月 エ:小潮こしお オ:上弦の月 カ:下弦の月
(イとウ、オとカは順不同)
解説(2)- ②
大潮:干満差大


小潮:干満差小

問4

月が地球に最も近づいたあたりで満月になりました。月が地球の周りを回る軌道は、ひずんだだ円形になっています。月が最も遠い場所にあるときよりも最大で直径が14%も大きくなり、明るさは約30%も明るくなります。この現象をなんといいますか。

答え
スーパームーン

問5

月の見える位置や形は時間や日によって変わります。

(1)図1のような位置に月があるのは1日のうちのいつごろですか。それぞれア~エから選んで答えなさい。

ア. 明け方頃

イ. 昼頃

ウ. 夕方頃

エ. 真夜中頃

答え(1)
解説(1)
下弦の月、月の入り
月の出南中月の入り
新月6時12時18時
上弦の月12時18時0時
満月18時0時6時
下弦の月0時6時12時
太陽6時
(日の出)
12時18時
(日の入り)

(2)ある日の午後6時に空を見たところ、図2のように月が真南に見えました。

① 図2の月を見た日の7日後に、同じ時刻に同じ場所で空を見ると満月が見えました。このとき月はどの位置に見えますか。ア~ウから適当なものを1つ選びなさい。

ア. 図2の月よりも東側

イ. 図2の月よりも西側

ウ. 図2の月と同じ位置

答え(2)- ①
解説(2)- ①
満月の午後6時は、月の出 ⇒ 東
月の出南中月の入り
新月6時12時18時
上弦の月12時18時0時
満月18時0時6時
下弦の月0時6時12時
太陽6時
(日の出)
12時18時
(日の入り)

② ①で満月が見えてから、次の満月が見られるまでどのくらいかかりますか。ア~エから適当なものを1つ選びなさい。

ア. 約1年

イ. 約6か月

ウ. 約1か月

エ. 約1週間

答え(2)- ②
解説(2)- ②
月の満ち欠けの周期は29.5日

問6

次の句は、江戸時代に活躍した俳人の与謝蕪村よさぶそんんだ俳句です。

菜の花や 月は東に 日は西に

この俳句は、菜の花畑で見た景色を詠んだものです。以下の問いに答えなさい。

(1)月がのぼる方角はどちらですか。東西南北で答えなさい。

答え(1)
解説(1)
月は東から出て、南の空を通り、西へ沈む。

(2)この俳句が詠まれた時間帯は何時ごろだと考えられますか。ア~エから1つ選びなさい。

ア. 朝6時ごろ

イ. 昼ごろ

ウ. 夕方6時ごろ

エ. 深夜0時ごろ

答え(2)
解説(2)
「日は西に」より、日の入りの時間ごろと考えられる。

(3)このとき、月の形はどのような形だと考えられますか。ア~オから1つ選びなさい。また、その月の名称を何といいますか。

答え(3)
ア、満月
解説(3)
「月は東に」より、月の出が夕方6時ごろの月の形 ⇒ 満月
月の出南中月の入り
新月6時12時18時
上弦の月12時18時0時
満月18時0時6時
下弦の月0時6時12時
太陽6時
(日の出)
12時18時
(日の入り)

(4)この日、月が南中するのは何時ごろですか。ア~エから1つ選びなさい。

ア. 朝6時ごろ

イ. 昼ごろ

ウ. 夕方6時ごろ

エ. 深夜0時ごろ

答え(4)
解説(4)
南中するのは、月の出から6時間後

(5)この日から1週間後に見える月はどのような形だと考えられますか。ア~カから1つ選びなさい。また、その月の名称を何といいますか。

答え(5)
イ、下弦の月
解説(5)
月の満ち欠けの周期は約29日

問7

新月の日から1か月間、同じ場所で月の満ち欠けの観察をしました。図1の A ~ D は、そのとき観察した月のうち、4つを順に並べたものです。

(1)月の表面にある①と②は、それぞれなんといいますか。

① 光をあまり反射しないため、黒く見える部分。

② 隕石がぶつかってできた丸いくぼみ。

答え(1)
①:海 ②:クレーター

(2)C の満月が見えたのは、観察をはじめてから何日目ですか。ア~エから1つ選びなさい。

ア. 9日目

イ. 12日目

ウ. 15日目

エ. 18日目

答え(2)
解説(2)
満月の月齢は14 ~ 15日

(3)Dの月が南中するのは何時ごろですか。ア~エから1つ選びなさい。

ア. 午後9時

イ. 午前0時

ウ. 午前3時

エ. 午前6時

答え(3)
解説(3)
D は下弦の月
月の出南中月の入り
新月6時12時18時
上弦の月12時18時0時
満月18時0時6時
下弦の月0時6時12時
太陽6時
(日の出)
12時18時
(日の入り)

(4)この観察で、地球から見える月はいつも同じ面であることに気づきました。いつも同じ面が見えている理由として正しいものを、ア~ウから1つ選びなさい。

ア. 月が自転しないで、地球の周りを公転しているから。

イ. 月が地球のまわりを1回公転する間に、公転の方向と同じ向きに1回自転するから。

ウ. 月が地球のまわりを1回公転する間に、公転の方向と反対向きに1回自転するから。

答え(4)

図2は地球の北極から見た地球と月の位置関係を表したもので、S ~ Z は月の位置を表しています。

(5)月の公転の向きは、図2のアとイのどちらですか。

答え(5)
解説(5)
月は西から東に公転している

(6)図1の B の月は、図2の S ~ Z のどの位置にあるときに見えたものですか。

答え(6)
X
解説(6)

(7)月が Z の位置にあるとき、月から見た地球は、図1の A ~ D のどの月と同じ形にみえますか。

答え(7)
A
解説(7)
Z の位置にあるときの月の形

月から見た地球の満ち欠けは、月と反対になる