理科【基本】水溶液の性質

問1

(1)色による分類

多くの水溶液は無色ですが、金属をふくむ化合物の水溶液には色があります。

① 硫酸銅水溶液の色として正しいものを、ア~エから選びなさい。

ア. 無色

イ. 青色

ウ. 黄色

エ. 赤色

答え(1)- ①
解説(1)- ①
硫酸銅が水にとけると、青色の水溶液になります。

② 塩化鉄 (Ⅲ) 水溶液の色として正しいものを、ア~エから選びなさい。

ア. 無色

イ. 青色

ウ. 黄褐色おうかっしょく

エ. 緑色

答え(1)- ②
解説(1)- ②
鉄 (III) をふくむ水溶液は、黄褐色( 黄色がかった茶色 )になることが多いです。

③ うすい緑色の水溶液になるものを、ア~エから選びなさい。

ア. 硫酸銅

イ. 塩化鉄 (III)

ウ. 硫酸鉄 (II)

エ. 塩化ナトリウム

答え(1)- ③
解説(1)- ③
鉄 (II) をふくむ水溶液は、うすい緑色になるのが特徴です。
硫酸銅(ア):青色
塩化鉄 (III)(イ):黄かっ色
塩化ナトリウム(エ):無色

④ 塩化コバルト水溶液の色として正しいものを、ア~エから選びなさい。

ア. 赤色

イ. 青色

ウ. 黄色

エ. 無色

答え(1)- ④
解説(1)- ④
コバルトが水にとけると、うすい赤色の水溶液になります。

⑤ うすい緑色の水溶液になる金属として正しいものを、ア~エから選びなさい。

ア. マンガン

イ. ニッケル

ウ. コバルト

エ. 銅

答え(1)- ⑤
解説(1)- ⑤
ニッケルをふくむ水溶液は、うすい緑色になることが多いです。
マンガン(ア):ほぼ無色~うすいピンク色
コバルト(イ):赤色
銅(エ):青色

※緑色の水溶液になる金属は、鉄 (II) とニッケルがある。
色のある水溶液のまとめ
金属化合物ポイント
硫酸銅
塩化銅
青色
青~青緑色
青 = 銅
鉄 (III)塩化鉄黄かっ色鉄は 2 種類あるので注意
鉄 (II)硫化鉄うすい緑色
コバルト塩化コバルトうすい赤色赤 = コバルト
ニッケル硫酸ニッケルうすい緑色鉄(II)と同じなので注意
マンガン硫酸マンガン(II)
マンガン酸カリウム
ほぼ無色~ピンク
紫色
水溶液でよく出るのはマンガン(II)

(2)においによる分類

① ツンとした刺激のあるにおいがする水溶液を、ア~エから選びなさい。

ア. 食塩水

イ. アンモニア水

ウ. 砂糖水

エ. 水

答え(2)- ①
解説(2)- ①
アンモニア水は、鼻にツンとくる強いにおいがするのが特徴です。

② すっぱいにおいがする水溶液を、ア~エから選びなさい。

ア. 塩酸

イ. アンモニア水

ウ. 食塩水

エ. アルコール水溶液

答え(2)- ②
解説(2)- ②
塩酸は酸のなかまなので、すっぱいにおいがあります。
アンモニア(イ):刺激臭
食塩水(ウ):なし
アルコール水溶液(エ):消毒のようなにおい

③ においのある水溶液のにおいを調べるときの安全な方法として正しいものを、ア~エから選びなさい。

ア. 顔を近づけて、直接強くにおいをかぐ

イ. 容器を振って、鼻を中に近づけてかぐ

ウ. 手であおいで、少しずつにおいを鼻に送る

エ. ストローで吸いこんでにおいを確かめる

答え(2)- ③
解説(2)- ③
においを調べるときは、直接かぐと危険なことがあります。手で軽くあおいで、少しずつにおいを鼻に送る方法(あおぎかぎ)で安全に確認しましょう!
においのある水溶液のまとめ
水溶液溶質においの特徴
アンモニア水アンモニア
(気体)
ツンとした強いにおい
塩酸塩化水素
(気体)
すっぱいにおい
酢酸
(液体)
すっぱいにおい
アルコール水溶液エタノール
(液体)
消毒のような特有のにおい

(3)溶質による分類

水に溶けている溶質が、常温( 約 20 ℃ )で気体・液体・固体のどの状態であるかによって、水溶液を分けることができます。

① ア~エの水溶液のうち、水分を蒸発させても何も残らないものはどれですか。

ア. 砂糖水

イ. 食塩水

ウ. 炭酸水

エ. ミョウバン水

答え(3)- ①
解説(3)- ①
炭酸水には気体である二酸化炭素が溶けています。そのため、水分を蒸発させると何も残りません。
砂糖水(ア):こげて黒い墨のようになる
食塩水(イ)・ミョウバン(エ):白い固体が残る

② アルコール水溶液にとけているアルコールは、もとの状態では何ですか。ア~ウから選びなさい。

ア. 固体

イ. 液体

ウ. 気体

答え(3)- ②
解説(3)- ②
アルコールは常温で液体であり、水にまざり合って溶けています。

③ 水溶液をあたためたとき、あわが出てくるものがありました。この水溶液について正しいものを、ア~ウから選びなさい。

ア. 固体がとけている

イ. 液体がとけている

ウ. 気体がとけている

答え(3)- ③
解説(3)- ③
気体はあたためると水に溶けにくくなり、あわとなって出てきます。
水溶液の種類と見分け方
溶質見た目見分け方
固体食塩水
砂糖水
ホウ酸水溶液
水酸化カルシウム水溶液(石灰水)
無色透明・水を蒸発させると固体が残る
液体アルコール
酢酸水溶液(酢)
無色透明・水を蒸発させても何も残らない
・特有のにおいがある
気体炭酸水(二酸化炭素)
アンモニア水
塩酸(塩化水素)
無色透明
(あわが見える場合がある)
・水を蒸発させても何も残らない
・放置や加熱で気体が出る

(4)酸性・中性・アルカリ性による分類

① 酸性の水溶液に青色リトマス紙をつけるとどうなりますか。ア~エから選びなさい。

ア. 赤色に変わる

イ. 青色のまま

ウ. 黄色に変わる

エ. 色が消える

答え(4)- ①
解説(4)- ①
酸性の水溶液は、青色リトマス紙を赤色に変えます。

② アルカリ性の水溶液に赤色リトマス紙をつけるとどうなりますか。ア~エから選びなさい。

ア. 赤色のまま

イ. 青色に変わる

ウ. 黄色に変わる

エ. 色が消える

答え(4)- ②
解説(4)- ②
アルカリ性の水溶液は、赤色リトマス紙を青色に変えます。

③ 中性の水溶液をリトマス紙につけたときの特徴として正しいものを、ア~エから選びなさい。

ア. 青色リトマス紙だけが変わる

イ. 赤色リトマス紙だけが変わる

ウ. どちらのリトマス紙も変化しない

エ. どちらのリトマス紙も黄色になる

答え(4)- ③
解説(4)- ③
中性の水溶液では、赤色・青色どちらのリトマス紙も変化しません。

④ BTB 液を使ったとき、アルカリ性の水溶液の色として正しいものを、ア~エから選びなさい。

ア. 黄色

イ. 緑色

ウ. 青色

エ. 赤色

答え(4)- ④
解説(4)- ④
BTB 液は、アルカリ性で青色になります ( 酸性は黄色、中性は緑色 )。

【BTB 液の色の変化】

⑤ ある水溶液にフェノールフタレイン液を加えたところ、赤色になりました。この水溶液の性質として正しいものを、ア~ウから選びなさい。

ア. 酸性

イ. 中性

ウ. アルカリ性

答え(4)- ⑤
解説(4)- ⑤
フェノールフタレイン液は、アルカリ性のときだけ赤色になります。酸性や中性では色はつきません ( 無色のままです )。

【フェノールフタレイン液の色の変化】

⑥ むらさきキャベツ液を水溶液に加えたところ、赤色になりました。この水溶液の性質として正しいものを、ア~ウから選びなさい。

ア. 酸性

イ. 中性

ウ. アルカリ性

答え(4)- ⑥
解説(4)- ⑥
むらさきキャベツ液は、酸性で赤色になります ( 中性は紫色、アルカリ性は緑~黄色 )。

【むらさきキャベツ液の色の変化】
水溶液の液性と指示薬の色
酸性中性アルカリ性
赤色リトマス紙赤色
(変化なし)
赤色
(変化なし)
青色
青色リトマス紙赤色青色
(変化なし)
青色
(変化なし)
BTB 液黄色緑色青色
フェノールフタレイン液無色無色赤色
紫キャベツ液紫色
赤色ピンク色緑色黄色

(5)電流を通す水溶液と通さない水溶液

① □ に当てはまる言葉を答えなさい。

水溶液にしたとき、電流を通す物質を \(\boxed{ア}\)、通さない物質を \(\boxed{イ}\) といいます。

答え(5)- ①
ア:電解質 イ:非電解質
解説(5)- ①
電解質:水溶液にしたとき電流を通す物質
⇒ 水溶液にしたとき、酸性とアルカリ性を示すすべての物質と中性を示す一部の物質
非電解質:水溶液にしたとき電流を通さない物質
⇒ 水溶液にしたとき、中性を示すほとんどの物質

② 電流を通す水溶液をア~エから選びなさい。

ア. 砂糖水

イ. 食塩水

ウ. アルコール水溶液

エ. 純水

答え(5)- ②
解説(5)- ②
ア~エはすべて中性の水溶液ですが、食塩水は電気を通します。砂糖水やアルコール水溶液、純水はほとんど電気を通しません。

③ 電流を通す水溶液の特徴として正しいものを、ア~エから選びなさい。

ア. においが強い

イ. 色がついている

ウ. 酸性である

エ. 必ずあまい

答え(5)- ③
解説(5)- ③
酸性の水溶液は電気を通します。

④ 電流を通さない水溶液をア~エから選びなさい。

ア. 塩酸

イ. 食塩水

ウ. 砂糖水

エ. 水酸化ナトリウム水溶液

答え(5)- ④
解説(5)- ④
中性の砂糖水は電気を通さない。( ただし、中性の食塩水は電気を通す! )
塩酸:酸性 ⇒ 電気を通す
水酸化ナトリウム水溶液:アルカリ性 ⇒ 電気を通す

※食塩水以外で電気を通す中性の水溶液:塩化カルシウム水溶液・硫酸ナトリウム水溶液・ミョウバン水溶液
電解質・非電解質の分類
水溶液
電解質酸性塩酸・硫酸りゅうさん硝酸しょうさん・ホウ酸水溶液・炭酸水・酢酸水溶液・レモン汁
中性食塩水 (塩化ナトリウム水溶液)
塩化カルシウム水溶液
硫酸ナトリウム水溶液
アルカリ性水酸化ナトリウム水溶液
アンモニア水
石灰水 (水酸化カルシウム水溶液)
重そう水 (炭酸水素ナトリウム水溶液)
石けん水・はい
非電解質中性砂糖水・アルコール水溶液
代表的な水溶液の性質
酸性
(電解質)
中性アルカリ性
(電解質)
水溶液塩酸
硫酸りゅうさん
硝酸しょうさん
ホウ酸水溶液
炭酸水
酢酸水溶液
レモン汁
電解質食塩水
塩化Ca水溶液
硫酸Na水溶液
水酸化Na水溶液
アンモニア水
石灰水
重そう水
石けん水
はい
非電解質砂糖水
アルコール水溶液
指示薬青色リトマス紙赤色変化なし変化なし
赤色リトマス紙変化なし変化なし青色
BTB液黄色緑色青色
フェノールフタレイン液無色無色赤色
紫キャベツ液赤色↔ピンク紫色緑色↔黄色

( Na:ナトリウム Ca:カルシウム )

問2

水溶液の性質について正しいものを、ア~エから 1 つ選びなさい。

ア. うすい塩酸は赤色リトマス紙を青色に変える。

イ. 食塩水は赤色リトマス紙を青色に変える。

ウ. お酢に BTB 液を加えると青色に変わる。

エ. アンモニア水に BTB 液を加えると青色に変わる。

答え
解説
ア:うすい塩酸は酸性なので、赤色リトマス紙の色は変化しない。⇒ ×
イ:食塩水は中性なので、赤色リトマス紙の色は変化しない。⇒ ×
ウ:お酢は酸性なので、BTB 液は黄色になる。⇒ ×
エ:アンモニア水はアルカリ性なので、BTB 液は青色になる。⇒ 〇

問3

5 種類の水溶液 ( 食塩水・塩酸・炭酸水・石灰水・アンモニア水 ) がそれぞれ試験管に入っています。

(1)においのある水溶液は、5 種類のうちどれですか。水溶液の名称をすべて答えなさい。

答え(1)
塩酸、アンモニア水
解説(1)
塩酸:すっぱいにおい
アンモニア水:ツンとする刺激臭

(2)試験管の中に入っている水溶液のにおいを調べるときに、注意することを 1 つ答えなさい。

答え(2)
直接においをかがず、手であおぐようにしてかぐ。
解説(2)
においを調べるときは、直接かぐと危険なことがあります。手で軽くあおいで、少しずつにおいを鼻に送る方法(あおぎかぎ)で安全に確認しましょう!

(3)5 種類の水溶液のうち、におい以外の方法で簡単に判断できる水溶液があります。水溶液の名称を答えなさい。また、判断した方法をア~エから 1 つ選びなさい。

ア. リトマス紙につけると、赤色が青色に変わる。

イ. リトマス紙につけると、青色が赤色に変わる。

ウ. リトマス紙につけたとき、赤色も青色も変化しない。

エ. あたためると、あわが出てくる。

答え(3)
食塩水、ウ
解説(3)
ア:アルカリ性の水溶液 ⇒ 石灰水またはアンモニア水
イ:酸性の水溶液 ⇒ 塩酸または炭酸水
ウ:中性の水溶液 ⇒ 食塩水のみ
エ:気体が溶けた水溶液 ⇒ 炭酸水またはアンモニア水
中性の水溶液は食塩水だけなので、ウの実験を行えば食塩水だと 1 種類に特定できます。

(4)石灰水が入っている試験管を見つけたいと思います。どのような実験をすればよいですか。ア~エから 1 つ選びなさい。

ア. リトマス紙につけて、赤色が青色に変わるか調べる。

イ. 二酸化炭素を通して、白くにごるか調べる。

ウ. あたためて、あわが出るか調べる

エ. 水を蒸発させて、白い固体が残るか調べる。

答え(4)
解説(4)
ア:アルカリ性の水溶液かを調べる ⇒ 石灰水またはアンモニア水
イ:石灰水だけ白くにごる
ウ:気体が溶けた水溶液かを調べる ⇒ 炭酸水またはアンモニア水
エ:固体が溶けた水溶液かを調べる ⇒ 食塩水または石灰水

(5)35 % の塩酸を水でうすめて 10 % の塩酸をつくります。35 % の塩酸と水を何:何の割合で混ぜればよいですか。

答え(5)
2:5
解説(5)
35 % の塩酸 100 g に水を加えて 10 % の塩酸をつくると考える。
35 % の塩酸 100 g には 100 × 0.35 = 35 [g] の塩化水素が溶けている。
35 g の塩化水素が溶けた 10 % の塩酸の量は 35 ÷ 0.1 = 350 [g] より、加える水の量は 350 – 100 = 250 [g] となるので、
35 % の塩酸:水 = 100:250 = 2:5

問4

ア~カの 6 種類の水溶液について、以下の問いに答えなさい。

ア:食塩水

イ:炭酸水

ウ:アンモニア水

エ:うすい塩酸

オ:水酸化ナトリウム水溶液

カ:石灰水

(1)リトマス紙につけたとき、①、② のようになるものを、ア~カからすべて選んで答えなさい。

① 赤色のリトマス紙を青色に変える

② 青色のリトマス紙を赤色に変える

答え(1)
① ウ、オ、カ ② イ、エ
解説(1)
① アルカリ性の水溶液を選ぶ
② 酸性の水溶液を選ぶ

(2)ア~カの水溶液を、酸性、アルカリ性、中性に分けなさい。

答え(2)
酸性:イ、エ アルカリ性:ウ、オ、カ 中性:ア
解説(2)
酸性:(1)② で選んだ水溶液
アルカリ性:(1)① で選んだ水溶液
中性:(1)①、② で選んだ以外の水溶液

(3)無色のフェノールフタレイン溶液を加えると赤色になる水溶液を、ア~カからすべて選んで答えなさい。

答え(3)
ウ、オ、カ
解説(3)
アルカリ性の水溶液を選ぶ

(4)水溶液を蒸発皿に少量とり、アルコールランプで熱し続けたとき、あとに何も残らないものを、ア~カからすべて選んで答えなさい。

答え(4)
イ、ウ、エ
解説(4)
気体が溶けた水溶液を選ぶ
炭酸水(イ):二酸化炭素
アンモニア水(ウ):アンモニア
うすい塩酸(エ):塩化水素

問5

(1)次の文章中の □ に当てはまる語句を答えなさい。

 水溶液は性質によって \(\boxed{ア}\) 性、\(\boxed{イ}\) 性、\(\boxed{ウ}\) 性に分けられます。\(\boxed{ア}\) 性の例としては塩酸、\(\boxed{イ}\) 性の例としては食塩水、\(\boxed{ウ}\) 性の例としては水酸化ナトリウム水溶液があります。

 この性質を調べる物質、薬品としてリトマス紙や BTB 溶液があります。リトマス紙には、赤色リトマス紙と青色リトマス紙の 2 種類があります。\(\boxed{ア}\) 性であれば、\(\boxed{エ}\) 色リトマス紙を \(\boxed{オ}\) 色に変えます。また、\(\boxed{ウ}\) 性であれば、\(\boxed{オ}\) 色リトマス紙を \(\boxed{エ}\) 色に変えます。

 BTB 溶液は水溶液の性質で、\(\boxed{ア}\) 性のときは \(\boxed{カ}\) 色、\(\boxed{イ}\) 性のときは \(\boxed{キ}\) 色、\(\boxed{ウ}\) 性のときは \(\boxed{ク}\) 色になります。

答え(1)
ア:酸 イ:中 ウ:アルカリ エ:青 オ:赤 カ:黄 キ:緑 ク:青
解説(1)
酸性中性アルカリ性
青色リトマス紙赤色変化なし変化なし
赤色リトマス紙変化変化なし青色
BTB 溶液黄色緑色青色

(2)【図 1】のように、ア~エの試験管に塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を入れました。これらの試験管に鉄またはアルミニウムを入れて変化を観察しました。

【図 1】

① ア~エの試験管のうち、鉄やアルミニウムが溶けたのはどれですか。ア~エからすべて選びなさい。

答え(2)- ①
ア、イ、エ
解説(2)- ①
アルミニウム:酸でもアルカリでも溶ける
鉄:酸だけで溶ける

【金属の溶け方】
金属水溶液
酸性アルカリ性
アルミニウム溶ける溶ける
溶ける溶けない
亜鉛溶ける溶けない
溶けない
(基本)
溶けない


※塩酸に鉄を入れたときも金属は溶けますが、アルミニウムに比べると溶けるのが非常に遅く、泡の出方も穏やかであるという特徴があります「 激しく泡を出してすぐに溶けた 」とあればアルミニウムを指すことが多いので、溶けるスピードの違いも覚えておきましょう!

② しばらくたってから、【図 1】のイの溶液を蒸発皿に取り、水分を蒸発させました。このときの蒸発皿の様子を答えなさい。

答え(2)- ②
白い粉が残った
解説(2)- ②
アルミニウムを塩酸に入れると、アルミニウムは水溶液に溶け、別の物質に変わります。このとき水の中には「塩化アルミニウム」という物質ができています。その後、水分だけを蒸発させると、水に溶けていたこの物質が白い粉として残ります。

問6

塩酸、炭酸水、食塩水、砂糖水、水酸化ナトリウム水溶液、アンモニア水が入った 6 つのビーカー ① ~ ⑥ を用意し、以下の実験を行いました。

【実験 1】① ~ ⑥ のビーカーに BTB 溶液を数滴加えたところ、① と ⑥ は黄色、② と ④ は緑色、③ と ⑤ は青色に変化した。

【実験 2】① ~ ⑥ の水溶液を加熱し、水を蒸発させたところ、① からは激しく気体が発生し、④ からは白い結晶が出てきた。

【実験 3】① ~ ⑥ の水溶液に鉄釘てつくぎを入れたところ、⑥ では鉄釘が少し溶け気体が発生した。

【実験 4】⑥ の水溶液に BTB 溶液を数滴入れ、それを ③ の水溶液に少量ずつ色が緑色になるまで加えた。次に水を蒸発させたところ、実験 2 の ④ から出てきたものと同じ白い結晶が出てきた。

ヒント
【実験 1】より、① と ⑥ は酸性、② と ④ は中性、③ と ⑤ はアルカリ性
【実験 2】より、① は気体が溶解、④ は固体が溶解
【実験 3】より、⑥ は酸性の水溶液
【実験 4】中和反応

(1)【実験 2】で発生した気体は何ですか。名前を答えなさい。

答え(1)
二酸化炭素
解説(1)
【実験 1】より、① は BTB 溶液を加えると黄色に変化したことから酸性の水溶液である。酸性の水溶液は、塩酸と炭酸水である。
これらのうち、気体が溶けているのは炭酸水で、溶けている気体は二酸化炭素。
すなわち、① は炭酸水、⑥ は塩酸。

(2)【実験 3】で発生した気体は何ですか。名前を答えなさい。

答え(2)
水素
解説(2)
(1)より、⑥ は塩酸である。
塩酸に鉄を溶かしたときに発生する気体は水素。

(3)【実験 4】で出てきた白い結晶は何ですか。名前を書きなさい。

答え(3)
食塩
解説(3)
【実験 1】より、③ は BTB 溶液を加えると青色に変化したことからアルカリ性の水溶液である。アルカリ性の水溶液は、水酸化ナトリウム溶液とアンモニア水である。④ は BTB 溶液を加えると緑色に変化したことから中性の水溶液である。中性の水溶液は、食塩水と砂糖水である。
【実験 2】より、④ は加熱して水を蒸発させると白い結晶が出てきたことから、食塩水である。( 砂糖は焦げて黒くなる )
したがって、白い結晶は食塩。

(4)鼻をつくような刺激臭しげきしゅうの水溶液は ① ~ ⑥ のどのビーカーに入っていましたか。

答え(4)
解説(4)
鼻をつくような刺激臭の水溶液はアンモニア水。アンモニア水はアルカリ性の水溶液なので、③ または ⑤ と考えられる。
【実験 4】は中和反応である。酸性の水溶液である塩酸 ( ⑥ ) と反応して食塩ができるのは水酸化ナトリウム水溶液より、③ は水酸化ナトリウム水溶液である。よって、アンモニア水は ⑤ である。

(5)砂糖水は ① ~ ⑥ のどのビーカーに入っていましたか。

答え(5)
解説(5)
①:炭酸水、③:水酸化ナトリウム水溶液、④:食塩水、⑤:アンモニア水、⑥:塩酸より、残った ② が砂糖水。

問7

食塩、石灰石、アルミニウム、鉄、銅のそれぞれを粉末にしたものをよく混ぜ合わせた混合物があります。これに、以下の操作 1 ~ 3 を行いました。

【操作 1】混合物に水を加えて、溶けるものはすべて溶かしてろ過し、ろ液( ア )と沈殿ちんでん ( イ )に分けた。

【操作 2】沈殿( イ )に水酸化ナトリウム水溶液を加えて、溶けるものはすべて溶かしてろ過し、ろ液( ウ )と沈殿( エ )に分けた。

【操作 3】沈殿( エ )に塩酸を加えてろ過し、ろ液( オ )と沈殿( カ )に分けた。

(1)ろ液( ア )に溶けているものは何ですか。

答え(1)
食塩
解説(1)
食塩以外は水に溶けません。

※名前に「 石灰 」とつきますが、この問題にある石灰石( 炭酸カルシウム )は水に溶けません。水に溶けて「 石灰水 」になるのは消石灰( 水酸化カルシウム )という別の物質なので、区別して覚えましょう!

(2)ろ液( ア )を赤色リトマス紙につけたとき、どうなりますか。

答え(2)
変化しない
解説(2)
食塩水は中性の水溶液です。

(3)【操作 2】において、水酸化ナトリウム水溶液に溶けたものは何ですか。

答え(3)
アルミニウム
解説(3)
水酸化ナトリウム水溶液はアルカリ性の水溶液です。石灰石、アルミニウム、鉄、銅のうち、アルカリ性の水溶液に溶けるのはアルミニウムだけです。
※アルミニウムは酸性とアルカリ性のどちらの水溶液にも溶解します。

(4)【操作 3】において、塩酸に溶けたものは何ですか。2 つ答えなさい。

答え(4)
石灰石、鉄
解説(4)
塩酸は酸性の水溶液です。石灰石、鉄、銅のうち、酸性の水溶液に溶けるのは石灰石と鉄です。
※銅は酸性とアルカリ性のどちらの水溶液にも溶解しません。

(5)【操作 3】を行ったときに発生する気体は何ですか。2 つ答えなさい。

答え(5)
二酸化炭素、水素
解説(5)
石灰石は塩酸に溶けるとき、二酸化炭素を発生します。
鉄は塩酸に溶けるとき、水素を発生します。

(6)沈殿( カ )に含まれるものは何ですか。

答え(6)
解説(6)
銅は水にも、酸性とアルカリ性のどちらの水溶液にも溶解しません。

問8

食塩水、アンモニア水、炭酸水を用意し、以下の実験を行いました。

【実験 1】3 種類の水溶液のにおいを調べた。

【実験 2】3 種類の水溶液にムラサキキャベツ液を加え、色の変化を調べた。

【実験 3】3 種類の水溶液を、それぞれ蒸発皿に入れて加熱し、水を蒸発させた。

次の表は実験 1 ~ 3 の結果を表したものです。

食塩水アンモニア水炭酸水
実験1ABない
実験2紫色になったCD
実験3EF何も残らなかった

(1)A、B の結果を正しく述べているものはどれですか。ア~エから 1 つ選びなさい。

ア. A:ない B:つんとしたにおい

イ. A:つんとしたにおい B:ない

ウ. A:ない B:ない

エ. A:つんとしたにおい B:つんとしたにおい

答え(1)
解説(1)
食塩水は無臭、アンモニア水はつんとしたにおい。

(2)C、D の結果を正しく述べているものはどれですか。ア~エからそれぞれ 1 つずつ選びなさい。

ア. 緑色になった

イ. 紫色になった

ウ. 赤色になった

エ. 茶色になった

答え(2)
C:ア D:ウ
解説(2)
アンモニア水はアルカリ性 ⇒ 緑色
炭酸水は酸性 ⇒ 赤色

【ムラサキキャベツ液の色の変化】
酸性:赤色 ↔ ピンク色 中性:紫色 アルカリ性:緑色 ↔ 黄色

(3)3 種類の水溶液のうち、アルカリ性のものはどれですか。

答え(3)
アンモニア水

(4)ムラサキキャベツ液は、水溶液の性質によって色が変化します。これと同じ変化のものをア~エから 1 つ選びなさい。

ア. リンゴの皮をむいておいておくと、表面が茶色になる。

イ. ジャガイモを半分に切って、切り口にヨウ素液をつけると、青紫色になる。

ウ. 石灰水に二酸化炭素を通すと、白くにごる。

エ. 紅茶にレモンをかけると、茶色がうすくなる。

答え(4)
解説(4)
ムラサキキャベツ液は、水溶液が酸性・中性・アルカリ性かによって色が変わる指示薬です。
ア:空気による変化( 酸化 )⇒ ×
イ:でんぷんに反応する変化 ⇒ ×
ウ:二酸化炭素との反応 ⇒ ×
エ:レモンにふくまれる酸による水溶液の性質の変化 ⇒ 〇

(5)E、F の結果を正しく述べているものはどれですか。ア~エから 1 つ選びなさい。

ア. E:何も残らなかった F:白い固体が残った

イ. E:白い固体が残った F:何も残らなかった

ウ. E:何も残らなかった F:何も残らなかった

エ. E:白い固体が残った F:白い固体が残った

答え(5)
解説(5)
食塩水には固体の食塩が溶けているので、白い固体が残った。
アンモニア水には気体のアンモニアが溶けているので、何も残らなかった。

問9

7 種類の無色の液体 A ~ G を用意しました。これらを使って以下の実験を行い、結果をまとめました。

【実験 1】A ~ G にリトマス紙をつけたとき、A・G は青色リトマス紙を赤色に変色させ、B・D・E は赤色リトマス紙を青色に変色させた。C と F はリトマス紙を変色させなかった。

【実験 2】A ~ G を蒸発皿に入れてガスバーナーで加熱すると、① A・C・D・G は何も残らずに蒸発し、B・E・F は最後に白い固体が残った。F は加熱し続けると白い固体が黒くこげた。

【実験 3】A ~ G に息を吹き込むと、E だけが白くにごった。

【実験 4】A ~ G のにおいをかいだところ、1 つだけ鼻をさすようなにおいがした。

【実験 5】G にアルミはくを入れたところ ② 気体を発生しながらアルミはくが溶けた。

ヒント
【実験 1】⇒ A・G は酸性の水溶液、B・D・E はアルカリ性の水溶液、C・F は中性の水溶液
【実験 2】⇒ A・C・D・G は気体が溶けた水溶液または何も溶けていない、B・E・F は固体が溶けた水溶液。F は砂糖水。
【実験 3】⇒ E は石灰水。
【実験 4】⇒ アンモニア水がある。
【実験 5】⇒ G は強い酸性の水溶液。

(1)液体 A・B・F は何ですか。次のア~キからそれぞれ選びなさい。

ア. アンモニア水

イ. うすい塩酸

ウ. うすい水酸化ナトリウム水溶液

エ. 砂糖水

オ. 石灰水

カ. 炭酸水

キ. 蒸留水

答え(1)
A:カ B:ウ F:エ
解説(1)
< A について >
【実験 1】より、A・G は酸性の水溶液 ⇒ うすい塩酸(イ)または炭酸水(カ)
【実験 2】より、A・G は気体が溶けた水溶液、または液体が溶けた水溶液、または何も溶けていない ⇒ うすい塩酸(イ)または炭酸水(カ)
【実験 5】より、G はアルミニウムを溶かす ⇒ うすい塩酸(イ)
したがって、A は炭酸水(カ)
< B について >
【実験 1】より、B・D・E はアルカリ性の水溶液 ⇒ アンモニア水(ア)、水酸化ナトリウム水溶液(ウ)または石灰水(オ)
【実験 2】より、B・E は固体が溶けた水溶液 ⇒ うすい水酸化ナトリウム水溶液(ウ)または石灰水(オ)
【実験 3】より、E は石灰水(オ)
したがって、B はうすい水酸化ナトリウム水溶液(ウ)、D はアンモニア水
< F について >
【実験 1】より、C・F は中性の水溶液 ⇒ 砂糖水(エ)または蒸留水(キ)
【実験 2】より、F は砂糖水(エ)
C は蒸留水(キ)

A:炭酸水 B:うすい水酸化ナトリウム水溶液 C:蒸留水 D:アンモニア水 E:石灰水 F:砂糖水 G:うすい塩酸

(2)【実験 2】の青字部分 ① の理由を答えなさい。

答え(2)
溶質に固体がふくまれていないから
解説(2)
A:炭酸水 ⇒ 二酸化炭素( 気体 )
C:蒸留水 ⇒ 何も溶けていない
D:アンモニア水 ⇒ アンモニア( 気体 )
G:うすい塩酸 ⇒ 塩化水素( 気体 )

(3)液体 E に A ~ G のどれかを加えると息を吹き込んだときと同じ変化が起きます。加えた液体は A ~ G のどれですか。1 つ選んで答えなさい。

答え(3)
A
解説(3)
E は石灰水。
息を吹き込むとは、二酸化炭素を加えること。したがって、二酸化炭素が溶けている炭酸水( A )を加えるのと同じ。

(4)【実験 4】で鼻をさすようなにおいがした液体は、A ~ G のうちどれですか。1 つ選んで答えなさい。

答え(4)
D
解説(4)
鼻をさすようなにおいするのはアンモニア水( D )の特徴

(5)【実験 5】の青字部分 ② の気体の性質として正しいものを、ア~エからすべて選びなさい。

ア. 鉄と結びついてさびをつくる

イ. 燃料電池の燃料として使われる

ウ. 気体の中でもっとも軽い

エ. 無色で鼻をさすにおいがある

答え(5)
イ、ウ
解説(5)
うすい塩酸にアルミはくをいれると、発生する気体は水素である。水素の性質を選ぶ。
ア:酸素 ⇒ ×
エ:アンモニア ⇒ ×