算数【応用】割合

問1

赤、青、白の3色の玉が全部で612個あります。赤玉の個数は全体の 13、青玉の個数は全体の 29 です。このとき、白玉は何個ありますか。

答え
272個
解き方
全体の個数を3と9の最小公倍数である⑨とすると、赤玉は ⑨ × 13 = ③、青玉は ⑨ × 29 = ②、白玉は ⑨ – (③ + ②) = ④となる。よって、白玉の個数は、
④ = 4 × 6129 = 272(個)

問2

5000円の品物を買うのに、代金の 35 を兄が、兄が出した金額の 12 を妹が出し、残りを母が出しました。妹が出した金額はいくらですか。

答え
1500円
解き方
品物の代金を5と2の最小公倍数である⑩とすると、妹が出した金額は ⑩ × 35 × 12 = ③となる。よって、
③ = 3 × 500010 = 1500(円)

問3

AグループとBグループがあります。Bグループの人数はAグループの人数の 56 です。Aグループでは、人数の半分がねこを飼っています。Bグループでは、人数の 13 がねこを飼っています。AグループとBグループのねこを飼っている人数の比を求めなさい。

答え
9 : 5
解き方
Aグループの人数を1とすると、AグループとBグループのねこを飼っている人数の比は、
A : B = 1 × 12 : 1 × 56 × 13 = 9 : 5

問4

ある商品を買い、代金を8回に分けて支払うことにしました。初回のみ代金の 16 を払い、残りは同じ額で支払いました。代金に対する5回目までに支払った合計額の割合を求めなさい。

答え
914
解き方
2回目以降の1回の支払金額の割合は、(1 – 16 ) × 17 = 542
5回目までに支払った合計額の割合は、
16 + 542 × 4 = 914

問5

Aさんはいくつかのビー玉を持っています。はじめに持っていたビー玉の 37 を妹にあげ、弟に残りの 37 をあげました。さらに6個を弟にあげたところ、残りは10個になりました。Aさんがはじめに持っていたビー玉は何個ですか。

答え
49個
解き方
Aさんがはじめに持っていたビー玉の個数を、問題文の分母7 × 7の 49 とすると、妹にあげた個数は 49 × 37 = 21、弟にあげた個数は ( 4921 ) × 37 + 6 = 12 + 6 となる。

49 – ( 21 + 12 ) = 6 + 10
1 = 1
49 = 1 × 49 = 49(個)

問6

ある本を、1日目は全体の 49、2日目は残りの 37、3日目は120ページ読んで全部読み終わりました。全部で何ページありましたか。

答え
378ページ
解き方
全ページ数を9と7の最小公倍数である 63 とすると、1日目に読んだのは 63 × 49 = 28、2日目に読んだのは ( 6328 ) × 37 = 15

63 – ( 28 + 15 ) = 120
1 = 6
よって全ページ数は、63 = 6 × 63 = 378(ページ)

問7

ある中学校で入学試験を行ったところ、合格者数は受験者数の 1121 より3人少なく、不合格者数は受験者数の 715 より7人多かったです。このとき、受験者数は何人でしたか。

答え
420人
解き方
受験者数を21と15の最小公倍数である 105 とすると、合格者は 105 × 1121 – 3 = 55 – 3、不合格者は 105 × 715 + 7 = 49 + 7
合格者と不合格者の和が受験者数なので、
55 – 3 + 49 + 7 = 105
1 = 4
よって受験者数は、105 = 4 × 105 = 420(人)

問8

A君はペットボトルの水を全体の 25 飲み、B君は300mLを飲みました。C君が残りの 59 を飲んだところ120mL残りました。最初にペットボトルに入っていた水は何mLですか。

答え
950mL
解き方
ペットボトルの水の分け方を線分図で示した。

残りの120mLが 49 にあたるので、C君が飲んだ量と残りの合計は、120 × 94 = 270(mL)
270mLと300mLが全体の 35 にあたる。
よって最初にペットボトルに入っていた水は、(270 + 300) × 53 = 950(mL)

問9

ある本を、1日目は30ページ読み、2日目は残りの 25 を読んだところ、2日間で全体の 817 を読んだことになりました。この本は全部で何ページありますか。

答え
255ページ
解き方

全ページ数を⑰とすると、2日間で読んだページ数は ⑰ × 817 = ⑧、残りのページ数は⑨となり、これが2日目に読んだあとの残りのページ数に当たる。よって、1日目に読んだ後の残りのページ数は ⑨ × 53 = ⑮となる。

⑰ – ⑮ = ② ‣‣‣ 30ページ
① = 15
全ページ数は、⑰ = 17 × 15 = 255

問10

浴槽に全体の 35 だけ水が入っています。その水の 13 をすて、120Lの水を入れると、入っている水は浴槽全体の 23 になりました。浴槽が満水のときは何L入りますか。

答え
450L
解き方

浴槽が満水のときの水の量を3と5の最小公倍数である⑮とすると、はじめに入っていた水の量は ⑮ × 35 = ⑨、すてた水の量は ⑨ × 13 = ③となり、残っている量は⑥となる。ここに120L入れた量は、⑮ × 23 = ⑩となる。

⑩ – ⑥ = ④ ‣‣‣ 120L
① = 30
満水のときの水の量は、⑮ = 15 × 30 = 450(L)

問11

Aさんはあめをいくつか持っています。持っていたあめの 13 をBさんにあげ、次に残ったあめの12 をCさんにあげ、最後に残ったあめの 23 をDさんにあげたところ、あめは2個残りました。最初にAさんが持っていたあめは何個ですか。

答え
18個
解き方
Aさんが最初に持っていたあめの個数を3と2の最小公倍数である⑥とすると、Bさんにあげた個数は ⑥ × 13 = ②、Cさんにあげた個数は (⑥ – ②) × 12 = ②、Dさんにあげた個数は (⑥ – ② – ②) × 23 = 3 となる。よって、
⑥ – ② – ② – 3 = 2
⑱ – ⑥ – ⑥ – ④ = 6
① = 3
最初にAさんが持っていたあめは、⑥ = 6 × 3 = 18(個)

問12

ある本を、1日目は28ページ読み、2日目は全体の 118、3日目は全体の 19 を読んだら、残ったページは全体の 79 より8ページ少なくなりました。この本は全部で何ページありますか。

答え
360ページ
解き方
全ページ数を18と9の最小公倍数である⑱とすると、2日目に読んだページ数は ⑱ × 118 = ①、3日目に読んだページ数は ⑱ × 19 = ②、残ったページ数は ⑱ × 79 – 8 = ⑭ – 8 となる。よって、
⑱ = 28 + ① + ② + ⑭ – 8
① = 20
この本の全ページ数は、⑱ × 20 = 360(ページ)

問13

A君は持っているお金の半分より70円少ないお金を使い、次に残りのお金の半分より70円多く使ったら、490円残りました。A君がはじめに持っていたお金はいくらですか。

答え
2100円
解き方
半分とは 12 のことである。A君がはじめに持っていたお金を②とすると、はじめに使ったお金は ② × 12 – 70 = ① – 70、次に使ったお金は {② – (① – 70)} × 12 + 70 となる。

② – 490 = ① – 70 + {② – (① – 70)} × 12 + 70
② – 490 = ① + ① – (① – 70) × 12
(① – 70) × 12 = ① + ① – ② + 490
① – 70 = 980
① = 1050
A君がはじめに持っていたお金は、② = 2 × 1050 = 2100(円)

問14

ある中学校では男子と女子の人数の比は 3:2 で、自転車で通学している人は全体の18%です。自転車で通学している男子は180人、自転車で通学している女子は全体の 350 です。このとき、自転車で通学していない女子は何人いますか。

答え
510人
解き方
男子の人数を 3 とすると、女子の人数は 2、全体の人数は 5 と表すことができる。
自転車で通学している女子の人数は2つの式で表すことができる。
①自転車で通学している人は全体の18%で、自転車で通学している男子は180人 ⇒ 5 × 0.18 – 180
②自転車で通学している女子は全体の 3505 × 350

①と②は等しいので、
5 × 0.18 – 180 = 5 × 350
0.9 – 180 = 0.3
0.6 = 180
1 = 300
より、全体の人数は 5 = 5 × 300 = 1500(人)、女子の人数は 2 = 2 × 300 = 600(人) となる。自転車で通学していない女子は、
600 – 1500 × 350 = 600 – 90 = 510(人)